街や自然の成り立ちをブラブラ歩きながら解き明かす人気教養番組「ブラタモリ」。今回は78分の拡大版スペシャルで、奈良の古都を象徴する大寺院・東大寺に密着します。1300年にわたって受け継がれてきた”はじまりの秘密”とは、一体何なのでしょうか。
放送は9月19日(土)19:30〜20:48 NHK総合(78分拡大版)。ブラタモリならではの、タモリさんの好奇心に満ちた視点で東大寺の知られざる素顔に迫ります。
「ブラタモリ」とはどんな番組?
「ブラタモリ」は、タモリさんが全国各地の街や自然を歩きながら、その土地の成り立ちや歴史の謎を専門家と一緒に解き明かしていくNHKの人気番組です。地形や地質、街づくりの工夫など、普段何気なく歩いている風景の裏にある「なぜ」を掘り下げる構成が持ち味。今回は通常より長い78分の拡大版として、奈良の古都・東大寺に密着します。
東大寺はなぜ、どうやって建てられた?
東大寺は奈良時代の8世紀、聖武天皇の発願によって建立された寺院です。当時、国内では飢饉や疫病、政治的な混乱が相次いでおり、聖武天皇は仏教の力によって国を鎮めようと、各地に国分寺を建てるとともに、その総本山として東大寺と大仏(盧舎那仏)の建立を進めたとされています。番組では、なぜこの場所に、これほど巨大な寺院が必要とされたのか、その”はじまりの秘密”に迫ります。
唐招提寺との意外な深いつながり
見どころのひとつが、同じ奈良に位置する唐招提寺との関係です。唐招提寺は、遣唐使とともに来日した高僧・鑑真によって開かれた寺院として知られていますが、実は東大寺とも深いつながりがあるといいます。鑑真は来日後、まず東大寺で戒壇(僧に戒律を授ける場)を整備する重要な役割を担ったとされ、そこから独自の寺院として唐招提寺を開くに至った経緯があります。番組では、この2つの寺院がどのようにつながっているのか、現地の様子とともに紐解かれる予定です。
大仏殿に隠された建築の工夫
東大寺のシンボルともいえる大仏殿は、現存する木造建築として世界最大級の規模を誇ります。実はこの大仏殿、創建当時から2度の焼失と再建を経ており、そのたびに時代の技術を結集した建築の工夫が凝らされてきました。番組では、これほど巨大な建物をどうやって支えているのか、貴重な国宝の数々とともに、建築技術の視点からも東大寺の魅力に迫ります。
夜の大仏が見せる、昼とは違う表情
番組の見どころとして特に注目したいのが、夜の大仏殿での特別な取材です。普段は拝観時間外で見ることのできない夜の大仏の姿に、タモリさんが息をのむシーンがあるとのこと。照明の落とされた静かな大仏殿で見る大仏の表情は、昼間の賑わいの中で見るものとはまったく違う荘厳さがありそうです。
奈良と京都、2つの古都の違いとは
奈良と京都は、どちらも日本を代表する古都として世界中から観光客が訪れる場所ですが、その成り立ちには大きな違いがあります。奈良は710年に平城京が置かれてから794年に都が京都(平安京)へ移るまでの、いわば”日本という国のかたちが定まっていく時代”の都。一方の京都はそれ以降、千年以上にわたって都であり続けた場所です。東大寺や唐招提寺が今に伝えるのは、京都よりもさらに古い、日本の国づくりそのものの記憶ともいえるでしょう。海外からの旅行者にとっても、奈良と京都を訪れ比べることで、日本の歴史の層の厚みをより深く感じられるはずです。
まとめ
今回の「ブラタモリ」は、奈良の古都・東大寺に密着する78分の拡大版スペシャル。唐招提寺との知られざるつながりや、夜にだけ見られる大仏の表情など、見どころが盛りだくさんです。放送日は9月19日(土)19:30から、NHK総合にて。ぜひチェックしてみてください。


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