この10月から始まったEテレショパン「革命」、サティ「ジムノペディ第1番」が、3か月で弾けたなら…。ピアニスト本田聖嗣さんを講師に、「大人だからこそ短期間でマスターできる」レッスンに挑む。深夜にまとめの放送があってから、毎週コツコツと視聴されているかたもいらっしゃると思います。4回目も終わり、本日は5回目となります。
(5)音を豪華に 〜ペダルを踏んでみよう〜
ショパン「革命」、サティ「ジムノペディ」が3か月で弾けたら…。本田聖嗣さんと挑む「大人だからこそ短期間でマスターできる」レッスン。第5回はペダルに挑戦!
5回目になり、いよいよペダルの技術を導入するそうです。一度はピアノを触った方も実はふか~いペダルの技術。感覚に頼る部分ではありますが、どんな理論で説明されるか気になるところです。
10月30日 水曜 21:30 -22:00 NHKEテレ1東京
どんな曲を弾いているの?
ショパン「革命」初心者や経験者でもその速度とメロディに苦戦する革命。3か月でできるようになるのかなあ、と心配ですね。
フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin)をさらっとおさらい
は、ポーランド出身の作曲家であり、ピアニストとしても有名です。彼は「ピアノの詩人」として知られ、ロマン派音楽を代表する作曲家の一人です。
ショパンの生涯
1810年: ワルシャワ公国(現在のポーランド)で生まれる。
1830年: ワルシャワを離れ、ウィーン、そしてパリへ移住。
1836年: 作家ジョルジュ・サンドと出会い、後に恋人関係に。
1849年: パリで39歳で亡くなる。
主な作品:
エチュード: 技術的な練習曲でありながら、芸術性も高い。
ノクターン: 夜想曲とも呼ばれ、静かで美しい旋律が特徴。
ポロネーズ: ポーランドの民族舞踊に基づく曲。
ワルツ: 軽快で華やかな舞曲。
ショパンの音楽は、感情豊かで繊細な表現が特徴で、多くのピアニストにとって憧れの存在です。
サティ「ジムノペティ」ゆったりテンポで不思議な世界のイメージでBGMで聞いたこともある方もいるかもしれませんね。耳に残るその和音が心地よい名曲です。
エリック・サティ(Éric Alfred Leslie Satie)をさらっとおさらい
1866年5月17日にフランスのオンフルールで生まれ、1925年7月1日にパリで亡くなった作曲家です。彼は「音楽界の異端児」として知られ、ドビュッシーやラヴェルに影響を与えました。
サティの代表作には、ピアノ曲「ジムノペディ」や「グノシエンヌ」があります。これらの作品は、シンプルでありながらも独特の雰囲気を持ち、現代音楽の先駆けとされています。また、彼は「家具の音楽」という概念を提唱し、音楽が背景として存在することを重視しました。
彼の生涯は波乱に満ちており、パリ音楽院を中退した後、モンマルトルの芸術家たちと交流し、バレエ・リュスのために「パラード」を作曲するなど、多岐にわたる活動を行いました。
サティの音楽は、ユーモアとアイロニーに満ちており、彼の独特な視点が反映されています。例えば、「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」や「梨の形をした3つの小品」など、奇妙なタイトルの作品も多くあります。
レッスン内容は?テキストは?
以前、習っていたけど今は弾いていない、大人のやり直しピアノであったり、大人になって始めて触るピアノの2タイプの設定でレッスンは展開していきます。最近、大人の習い事としてピアノがはやっているので当時は弾くことをあきらめていた難曲や、耳に残るあの素敵な曲を自分で弾けたなら、、。と番組で使用するテキストは弾きやすく、3か月でマスターしやすくアレンジされているようです。
テキストを参考までに。近くで手に入る方はぜひ中を見てご確認ください。表紙が黄色いので見つけやすいですね!
どんな人が出ているの?
寺田理恵子さんとはどんな人ですか?
・元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活動。
・彼女は1961年7月15日東京都世田谷区生まれ。
・聖心女子大学を卒業。
1984年: フジテレビに入社し、アナウンサーとしてのキャリアをスタート。
1985年: バラエティ番組『オレたちひょうきん族』の「ひょうきんベストテン」で2代目ひょうきんアナとして人気を博しました。
1989年: 結婚を機にフジテレビを退社し、フリーアナウンサーに転身。
2000年: 再婚を機に一度アナウンス業から引退。
2014年: 生島企画室に所属し、活動を再開。TBSラジオの『生島ヒロシのサタデー・一直線』のアシスタントとして復帰しました。
寺田さんは、ユーモアと温かみのある人柄で知られています。趣味は洋裁や刺繍、数独など多岐にわたり、認定心理士や上級心理カウンセラーなどの資格も持っています。また、朗読教室の講師としても活動しており、多くの人々に影響を与えています。
石丸裕之さんはどんなひと?
株式会社ハピネットの取締役常務執行役員であり、最高財務責任者(CFO)兼経営本部長を務めています。彼は1998年にハピネットに入社し、経営企画部門での経験を積み、2020年に取締役に就任しました。
1998年: ハピネットに入社。
2014年: 経営企画部リーダーに就任。
2020年: 取締役執行役員経営企画室長に就任。
2023年: 常務執行役員最高財務責任者兼経営企画室長に昇進。
2024年: 常務執行役員最高財務責任者兼経営本部長に就任。
石丸さんは、財務管理や経営戦略の分野で豊富な経験を持ち、ハピネットの成長と発展に貢献しています。
株式会社ハピネット(Happinet Corporation)とはどんな会社ですか?
エンタテインメント総合商社です。1969年に設立され、東京都台東区に本社を構えています。ハピネットは、以下の4つの主要分野で事業を展開しています。
玩具: 玩具や遊戯用具の企画、製造、販売を行っています。子供向けから大人向けまで、幅広い商品ラインナップを持っています。映像・音楽: 映像ソフトや音楽ソフトの企画、製作、販売を手掛けています。映画やアニメ、音楽CDなど、多岐にわたるコンテンツを提供しています。
ビデオゲーム: ビデオゲームのハードウェアおよびソフトウェアの企画、制作、販売を行っています。最新のゲーム機や人気のゲームタイトルを取り扱っています。
アミューズメント: アミューズメント施設用の商品やサービスの提供を行っています。ゲームセンターやテーマパーク向けの商品も取り扱っています。
ハピネットは、バンダイナムコホールディングスの持分法適用会社であり、バンダイナムコグループの一員です。そのため、グループ全体でのシナジーを活かし、エンタテインメント業界での競争力を高めています。ハピネットの企業理念は「夢のあるエンタテインメントを通じて、豊かな社会の実現に貢献すること」です。この理念のもと、常に新しい価値を創造し、顧客に楽しさと感動を提供することを目指しています。
本田聖嗣さんはどんなピアニストですか?
・1970年12月30日に東京都で生まれ
・5歳からピアノを始めました。
・麻布中学校・高等学校卒業。
・東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業。
・その後パリ国立高等音楽院で学ぶ。
教育: 東京藝術大学を卒業後、パリ国立高等音楽院でピアノ科と室内楽科を共に最優秀賞で卒業しました。
演奏活動: フランスや日本で活躍し、オリヴィエ・メシアン一周忌コンサートやラジオフランスの現代音楽コンサートなどに出演。
教育者として: ヤマハ音楽振興会のマスタークラス講師や日本大学芸術学部音楽学科の講師として後進の育成にも力を入れています。
メディア出演: ラジオやテレビ番組にも出演し、音楽の普及に努めています。
ディスコグラフィ:「馥郁たるパリの香り」シリーズや「Piano Collections FINAL FANTASY VII」など、多くのアルバムをリリースしました。
本田聖嗣さんの得意なジャンルは何ですか?
ドビュッシー: 「月の光」や「アラベスク」など、印象派の作品を得意としています。彼の演奏は、繊細で色彩豊かな表現が特徴です。
プロコフィエフ: 力強くダイナミックな演奏が求められるプロコフィエフの作品も得意としています。
サティ: 「ジムノペディ」や「グノシエンヌ」など、サティの独特な雰囲気を持つ作品も彼のレパートリーに含まれています。
ショパン: 「革命のエチュード」など、ショパンの技巧的な作品も得意としています。
また、彼は「ファイナルファンタジーVII ピアノコレクション」などのゲーム音楽のアレンジも手掛けており、クラシック音楽だけでなく、現代音楽やポピュラー音楽の分野でも活躍しています。
今回は得意なジャンルの中から、ショパンとサティが選ばれているのですね。
レッスンはどんな感じですか?
”合理的な練習法:大人は頭で理解して、理論を知ることでピアノを弾くことができる”と先生はレッスンをされているようです。番組を見て「始めたいな」と思う人も出てくると思います。
実際には優しく生徒の演奏を温かく見守って受け止め、ピアニストが弾くような高速テンポを目指さず、できる速さで「弾ける。」ことを大切にされているようです。
ピアノを弾く姿勢として椅子の座り方や鍵盤への指の置き方、そして音階の弾き方をつたえ、手の脱力を行う「うらめしや体操」なども解説してくれます。
再開のしやすさや初めてピアノを触る緊張をうまく解くようなレッスンを展開しているようなので子供の頃のピアノとは一味違う自分のペースで楽しみながら進められそうです。
10/23(水)4回目が終わりました。ジムノペディは少しメロディーに進みました。ゆっくり一音ずつ譜読みをしていて、構成を考えていくと、1小節からどんどんと進んでいきますね。今日はまずいそ。と心配されていた石丸さんが先生より、弾き方のアドバイスでクリアになっていったという感想が印象的でした。
革命はスフォルツァンド スタッカーティッシモの表現も初めてみる表現でしたが、一音をしっかり確認して弾きこなされていました。ショパンの表現ならではの音がずれていく表現が切なさを表現していたり、むちゃな表現が少ないピアニストであると作品をかみしめるように譜読みをされていました。経験者でも一音一音をかみしめるように弾く初めの一歩は初心者も経験者もみんな同じだな、あきらめずに丁寧に拾っていくんだな。ということを改めて感じました。
まとめ
今回深夜ではありますが、再放送を3回分も放送してもらえるのはありがたいですね。興味はあったけど見てなくていつの間にか3回分も過ぎていた、、、。と見逃していた方必見の内容だと思います。また、大人の始めるピアノとはどんな感じなんだろう、子供の頃とは違うというけど大人のピアノレッスンとはどんな雰囲気かな。という疑問も解消してくれそうな番組です。
実際の番組を視聴した感想は生活に溶け込むように練習を展開できるレッスンだった。です。
日々の中でちょっとした5分の練習を続けると突然弾けるようになる。と先生は解説され、
「お湯つかみ体操」とピアノを弾くときにの5本の指の動きをよくする方法を伝授されていました。
10/23の放送から見始めてみるとピアノのレッスンに通っているかのような感覚になりました。自分がチャレンジしているわけではないけど、生徒さんの一言が視聴者と一致するかのような感覚でまた、知らなかったことを一緒に学ぶそんな時間になっていました。次回もたのしみですね!
コメント