パリオリンピックも始まって毎日たくさんの試合が展開されてきています。女子バドミントンシングルスの大堀彩選手の活躍が目覚ましいです。今回のオリンピックが初出場の大堀選手。そんな彼女のプロフィールや持ち味、試合についてまとめてみました。
大堀彩選手のプロフィールは?
・所属 トナミ運輸
・生年月日 1996/10/2
・身長 169cm
・血液型 A
・利き腕 左
・出身地 福島県
・出身校 富岡第一中学校→富岡高校
すらりとした体形と長身からは想像しないくらいのスタミナを持ち合わせています。内面と体力の両方を鍛えているからこそ過酷なシングルスが勝ち抜けるんだと思います。そしてなんといってもトナミ運輸での所属は一流プレーが目の前で一緒に練習できる環境でさらに技術を磨いていたと思います。
2018年は所属チームのまだマネージャーで、選手のアシスタントをされていました。信頼関係から現在のプレーヤーに成長していたとは本当に努力の人なんだなあ、と感じます。
大堀選手の持ち味は?
プレースタイルがなんといっても「粘り強さ」と「コツコツ積み上げる」そのひたむきさが本当にみていて一緒に苦しくなるくらいです。がんばって取りにくいシャトルも拾っては返す、この繰り返しの作業ではありますが、高校生から積み上げてきたものが開花していると思います。長身のハイクリアーも軌道がとても美しく、鋭いスマッシュと、利き手の左ラケットからのクロスファイヤーもチャンスがあれば見れると思います!
バドミントンシングルスの大変さって?
まずはコートが広いこと。これに尽きます。実はシングルスは縦に長く、前後の動きが激しくなり体力の消耗が激しため、これが戦術になることも。正確なショットは白線を超えるか超えないかを見極めて見ているようで実はたくさんの練習でほぼ体がコートのサイズを覚えていて、現地の状況に合わせて感じる体感で打っているところもあります。
また、選手は試合前や試合中にアリーナの空調のバランスでシャトルの飛距離が「?」と思うときはいつもより飛ぶや飛ばないと感じたらすぐに調整しているのもご存じでしょうか。1ゲームごとにコートチェンジがありますが、いきなり調子を崩すこともあるくらいシングルスの繊細さが垣間見ることになります。
そして前衛の守備の繊細な部分はネット前の攻防です。男子シングルスの桃田選手が得意としていたネット前ですが、前後に揺さぶられた後にこのネット前にくると勢いを止める必要があり、急に難しくなるので上手な人はここで鮮やかな技術が見つことができます。
また、世界では解析力も上がっていてそのスピードはびっくりするほどです。上位になればなるほど研究されるのでトップを死守するのも非常に大変なものになります。
あとは何といってもメンタルだと思います。シングルスは一人でコートに立つため、コーチがみまもってくれているもののゲーム自体は一人で苦しい状況も乗り切るため、フィジカルの負担とメンタルの負担に打ち勝つ強さが必要です。そして後半になればなるほどミスが許されずかなり追い込まれます。
試合直後にコートに倒れこむのも本当にしんどかったんだろうな。と見ている側も終わってよかったな、とほっとします。
バドミントン選手は本当にタフだと試合直後のインタビューを見るたびに思います。自分の気持ちをうまくまとめてコメントされる姿はすごいの一言です。
まとめ
パリオリンピックでは世界から精鋭が集まっています。その中で逆転勝ちを決め、本当に感動しました。今回はバドミントンもたくさんの試合が見れて楽しみが多いですね。そしてゲームの立ち上がりに苦しむ今回のバドミントンが多いみたいなのではじめの序盤を耐えて自身のペースで最後は良い結果となりますよう、大堀選手には満足のいく結果となってほしいですね!今後の活躍に期待をしたい選手の一人です。
8月3日(土)午後3時からTBSで女子シングルスの試合が放送予定です。
対戦相手はスペインの世界4位、カロリナ・マリン選手です。
コメント