9月に入り、夏は過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きます。きょうの料理「大原千鶴のこれから楽しむ大人時間」 残暑の秋じたく。お盆に引き続き、季節と生活を楽しむコツを大原千鶴さんに教えてもらえます。今回は大原千鶴さんの事についてまとめてみました。
大原千鶴さんのプロフィールは?
・1965年生まれ。
・京都府出身の料理研究家。
・京都市花脊にある料理旅館「美山荘」の次女。
幼少期から里山の自然に親しみながら和食の心得や美意識を育んできました。大原千鶴さんの夫は、彼女より1歳年下の一般の方です。彼は自営業を営んでおり、家庭では大原さんと共に二男一女の3人の子供を育てています。家庭的かつ美しい料理を作り続けています。彼女の料理は、雑誌やテレビ出演、料理教室、エッセイ執筆、CMやドラマの料理監修など多岐にわたる活動で高く評価されています。
大原千鶴さんの料理スタイルはどんなもの?
大原千鶴さんの料理スタイルは、京都の伝統を活かしながらも、現代の家庭で作りやすいレシピを提供することが特徴です。彼女の料理は、以下のようなポイントが挙げられます。
季節の食材を活かす: 大原さんは、旬の食材を使った料理を大切にしています。季節ごとの新鮮な野菜や魚を使い、その時期ならではの味わいを楽しむことができます。
シンプルで美しい料理: 彼女の料理はシンプルでありながら、美しい盛り付けが特徴です。手間をかけずに作れる料理が多く、家庭でも手軽に再現できるよう工夫されています。
和のテイストを大切にする: 和食の基本を大切にしながらも、現代の家庭に合ったアレンジを加えています。例えば、伝統的な和食の技法を使いながらも、洋風の食材や調味料を取り入れることもあります。
家庭料理の温かさ: 大原さんの料理は、家庭料理としての温かさや親しみやすさが感じられます。家族みんなが楽しめるような、心温まる料理が多いです。
大原千鶴さんの出版されている書籍はどんなのがあるの?
大原千鶴さんの書籍には、料理やライフスタイルに関するものが多くあります。
『大原千鶴の京都きもの暮らし』: きものの着こなしや、季節の料理レシピを紹介する本です。きものを仕事着として楽しむためのアイディアや、季節ごとのおばんざいレシピが満載です。
『あてなよる 大原千鶴のおつまみ百花』: 家呑みを楽しむためのおつまみレシピ集です。簡単に作れるおつまみから、メインディッシュになる一品まで、お酒に合う工夫が詰まったレシピが紹介されています。
『わたしの十八番レシピ帖 [定番もの]』: 大原さんが家庭で作り続けている定番料理のレシピを集めた本です。家庭で簡単に作れる美味しい料理が多数紹介されています。
『これからの暮らし方 』: 日常生活を豊かにするためのアイディアや工夫を紹介するエッセイ集です。料理だけでなく、暮らし全般に関するヒントが詰まっています。
『旨し、うるわし、京都ぐらし』: 京都での暮らしや、そこでの食文化について綴ったエッセイです。京都の魅力や、そこでの生活の楽しさが伝わる内容です。
これらの書籍は、料理やライフスタイルに興味がある方にとって、非常に参考になるものばかりです。
美山荘とは?場所は?
美山荘での体験は、まさに自然と調和した贅沢なひとときを過ごすことができると評判です。大きく3つのポイントに魅力がまとめられます。
自然の中での静寂: 美山荘は京都の奥山、花脊の里に位置しており、周囲は豊かな自然に囲まれています。訪れた人々は、都会の喧騒から離れ、静寂の中でリラックスできると感じています。特に、清流の音や鳥のさえずりが心地よいと評判です。
摘草料理の美味しさ: 美山荘の料理は、季節の草花や旬の野菜をふんだんに使った「摘草料理」が特徴です。訪れた人々は、その美しい盛り付けと繊細な味わいに感動しています。特に、地元の食材を活かした料理は、他では味わえない特別な体験とされています。
温かいおもてなし: 美山荘のスタッフは、訪れる人々に対して温かいおもてなしを提供しています。細やかな気配りや丁寧なサービスが、多くの宿泊客から高く評価されています。
歴史と伝統を感じる宿泊施設: 美山荘は、明治時代に建てられた宿坊を改装したもので、その歴史と伝統を感じることができます。訪れた人々は、古き良き日本の風情を楽しみながら、現代の快適さも兼ね備えた宿泊体験を満喫しています。
京都にある花脊(はなせ)とはどんな場所とは?
京都府花脊(はなせ)は、京都市左京区の北部に位置する自然豊かな地域です。
自然の美しさ: 花脊は、豊かな自然に囲まれた場所で、四季折々の美しい風景が楽しめます。特に、春の桜や秋の紅葉が見事です。また、花脊の三本杉という日本一の樹高を誇る御神木も有名です。
歴史と文化: 花脊は、平安時代から修験者の行場として知られており、峰定寺という歴史ある寺院があります。また、毎年8月15日に行われる「花脊の松上げ」という伝統行事も有名で、迫力満点の火祭りが楽しめます。
アウトドア活動: 花脊は、ハイキングやトレッキングに最適な場所です。山村都市交流の森では、自然の中での散策やバーベキューなどが楽しめます。特に、峰床山への登山コースは人気があります。
静かな環境: 花脊は、観光地として賑わう貴船や鞍馬のさらに奥に位置しており、静かで落ち着いた環境が魅力です。都会の喧騒から離れて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
花脊は、自然と歴史、文化が融合した魅力的な場所です。訪れると、心身ともにリフレッシュできることでしょう。
美山荘で提供される「摘草料理」とはどんなもの?
前菜: 季節の野菜や山菜を使った小鉢料理
汁物: 旬の食材を使ったお吸い物
向付: 新鮮な川魚の刺身
焼物: 鮎やアマゴなどの川魚の塩焼き
強肴: 鹿や猪などのジビエ料理
蒸し物: 季節の野菜や山菜を使った蒸し料理
煮物椀: 旬の野菜や山菜を使った煮物
焚合せ: 季節の食材を使った煮物の盛り合わせ
御飯: 地元産の米を使ったご飯
香の物: 手作りの漬物
水菓子: 季節の果物
菓子・お薄: 和菓子と抹茶
これらの料理は、季節やその日の仕入れによって内容が変わることがありますが、常に新鮮で美味しい食材が使われています。
大原千鶴さんとTV番組でおすすめは?
大原千鶴さんの出演されている番組でおすすめのものを2つ紹介します。活動的な方ですので普段から各方面でも見かけることも多いですが、シリーズのものとして京都の美意識を表現されているものとして参考になると思います。
「あてなよる」とはどんな番組?
「あてなよる」は、NHK BSプレミアムで放送されている料理番組で、大原千鶴さんがホストを務めています。この番組は、酒の肴(あて)をテーマにした大人のエンターテインメントです。
テーマに沿った料理: 毎回異なるテーマに基づいて、大原さんがさまざまな「あて」を紹介します。例えば、「スパイスで呑む」や「もやしで呑む」など、ユニークなテーマが設定されています。
お酒とのマリアージュ: ソムリエの若林英司さんが登場し、料理に合うお酒を提案します。料理とお酒の組み合わせを楽しむことができるのが、この番組の魅力の一つです。
ゲストとのトーク: 毎回異なるゲストが登場し、大原さんと一緒に料理を楽しみながらトークを繰り広げます。ゲストの個性やエピソードも見どころです。
簡単で美味しいレシピ: 大原さんのレシピは、家庭で簡単に作れるものが多く、視聴者も実際に試してみたくなる内容です。例えば、スパイスカレーやもやしチヂミなど、手軽に作れるおつまみが紹介されています。
この番組は、料理好きやお酒好きの方にとって、非常に楽しめる内容となっています。
「京都人の密かな愉しみ」とはどんな番組?
「京都人の密かな愉しみ」は、NHK BSプレミアムで放送されているテレビドラマとドキュメンタリーが融合した番組です。この番組は、京都の伝統文化や日常生活をテーマにしており、観光では見えにくい京都の奥深さを描いています。
メインドラマ: 京都に住む外国人教授エドワードと、彼が興味を持つ和菓子屋の若女将との日常を描いたドラマパートです。京都の文化や人々の生活を通じて、京都の魅力を伝えています。
オムニバスドラマ: 京都の若者たちが伝統文化を継承しながら成長していく姿を描いた群像劇です。庭師、陶芸家、料理人など、さまざまな職業の若者たちが登場します。
ドキュメンタリーパート: 実際に京都で活躍する職人や、京都の伝統的な行事、料理などを紹介するドキュメンタリー部分です。視聴者は、京都の文化や歴史を深く知ることができます。
この番組は、京都の美しい四季や風景を背景に、京都人の生活や文化を丁寧に描いており見ているだけでその美しさに引き込まれてしまいます。
まとめ
大原千鶴さんは、京都の魅力をおばんざいに込めてレシピを提供してくれています。簡単で美味しい手軽で美しい。「まいたけ」は、てんぷらになっていて、170度でゆっくりパリッとなるくらい揚げる。食感がおいしそうでした。そして「さば」は缶詰を使って、丹波篠山の郷土料理の「豆腐ごはん」味もしっかりついていて卵をオムレツのようにのせたり、付け合わせのにゅうめんですが、すだちのあしらいが涼し気でのど越しもよく鶴っと食べやすそうでした。どれも暑さの中、さらっと食べられる工夫を施しながら、がっつり食べる食事も良いですが、健康を考えた細く長く食べたいレシピが考えられているのも興味深いですね。そして大原さんの佇まいから感じられる京女の所作もお話の仕方もなじみやすく「美しいなあ」と感じさせるものでした。
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