桜も最盛期が過ぎて、すっかり春の陽気に体も慣れてきたころですね!いよいよ暑くもなってくると5月の新緑が恋しくなってきます。そんな時期に合わせてたけのこ掘りに出かける「相葉マナブ」が気になったので調べてみました。暑い日差しを避けて掘る竹林でのたけのこはどんなものが出てくるのか、また美味しいレシピがあればなあ、と楽しみですね!
4月20日 日曜 18:00 -19:00 テレビ朝日
今年で14回目となるたけのこ掘り! 千葉県大多喜町の竹林で、たけのこ掘りに挑戦します! ゲストに玉森くんが来てくれました! 400年も続く農家さんに案内してもらい、 たけのこが採れるポイントで早速たけのこ掘り! 誰が一番多く採ることができるのでしょうか? たくさん掘ったあとは、たけのこを使った絶品料理! “たけのこのホイル焼き”に“たけのこの天ぷら”など 絶品料理が続々登場します!(番組説明から抜粋)
たけのこ掘りはいつから始まったの?
たけのこ掘りの歴史は非常に古く、日本では平安時代中期には竹やたけのこが生活に密接に関わっていたことが確認されています。特に、江戸時代後期には孟宗竹(モウソウチク)のたけのこ栽培が本格化し、商品作物としての地位を確立しました。その後、明治時代には鉄道輸送の発展により販路が広がり、たけのこ掘りがさらに盛んになりました。
たけのこ掘りは、単なる収穫作業ではなく、地域の文化や伝統とも深く結びついています。たとえば、京都では「京都式軟化栽培」という独自の方法で高品質なたけのこを育てる技術が発展しました。
今回は千葉県ということですが、400年の歴史ある農家さんへお邪魔するとのことで、その歴史の長さもこういった背景を考えると納得ですね。長い間守り続ける竹やぶはどんな景色なのか気になります。
千葉県大多喜町はたけのこの産地?
千葉県大多喜町は、たけのこの名産地として知られています。特に、大多喜町ではたけのこ掘り体験が楽しめる農園がいくつかあります。以下はその一部です
市原タケノコ園: 完全予約制で、掘ったたけのこをその場で購入できます。
所在地:大多喜町田代796番地電話:0470-83-0363
フェイスブックでの案内もあります。
山口農園: 予約制で、たけのこ掘りと食事がセットになったプランを提供しています。
所在地:大多喜町平沢1199番地電話:0470-82-5777
まる八たけのこ園: たけのこ掘りの指導や道具のレンタルが含まれたプランがあり、家族連れにも人気です。
所在地:大多喜町平沢1324番地6
電話:090-1667-6682
山口桂司農園 (注意)予約がおすすめ
所在地:大多喜町平沢峠299番地12
電話:0470-84-0858
せせらぎの滝山口桂司農園
平沢たけのこ村 (注意)予約がおすすめ
所在地:大多喜町平沢947番地
電話:0470-84-0544
大多喜カエムたけのこ園 (注意)完全予約制
所在地:大多喜町三又851番地
電話:0470-84-0344
MA SAISON FERME(マセゾン フェルム): アク抜き不要のたけのこを提供しており、BBQ体験も楽しめます。(注意)当日午前中までに事前連絡要
所在地:大多喜町石神734番地
電話:080-6690-5153
ユーリカブルーベリーのマセゾン・エ・ルーヴァン
これらの農園では、モウソウチクを中心に栽培されており、3月下旬から4月下旬がたけのこ掘りのシーズンです。掘りたてのたけのこは鮮度が高く、特に「白たけのこ」と呼ばれる種類は苦味やえぐ味が少なく人気があります。
白たけのこ とはどんなたけのこですか?
白たけのこ(白子たけのこ)は、地上に頭を出す前に掘り出されたたけのこで、真っ白な外観が特徴です。日光に当たっていないため、アクがほとんどなく、えぐみが少ないのが魅力です。そのため、茹でずに刺身として食べることも可能で、梨のようなみずみずしさと甘さを楽しむことができます。白たけのこは非常に希少で、熟練した技術が必要なため、市場にはほとんど出回りません。千葉県大多喜町の粘土質の土壌は白たけのこの栽培に適しており、特に高品質なたけのこが生産されています。
白たけのこの旬は一般的なたけのこと同様、4月から5月にかけてですが、地上に顔を出す前に掘り出されるため、収穫期間は短めです。興味があれば、ぜひ試してみてください!
たけのこ掘りに便利な道具は?
つるはし
大きなスコップ
三角ホ―軍手、ヤッケ(ズボンを保護する薄い合羽のようなもの)は必須です。
つるはしは、硬い土壌や岩を掘り起こすための道具で、土木作業や農業、ガーデニングなど幅広い用途で使用されています。片方が尖った形状で、もう片方が平らな刃になっていることが一般的です。この形状により、地面を効率的に掘り起こしたり、固い土を砕いたりすることができます。つるはしにはさまざまな種類があり、用途に応じて選ぶことができます。例えば、家庭菜園や花壇の整備には軽量で扱いやすいものが適しており、荒地の開墾や土木作業には耐久性の高いものが求められます。
たけのこ鍬(くわ): 専用の鍬は、たけのこの根元を切りやすく、効率的に掘ることができます。特に「京のたけのこ鍬」などが人気です。
スコップ: 鍬がない場合、大きめで丈夫なスコップでも代用可能です。
軍手: 手を保護するために必須です。竹や土で手を傷つけるのを防ぎます。
籠や袋: 掘ったたけのこを運ぶための道具です。リュックサックも便利です。
長靴: 竹林は斜面が多く、滑りやすいので、しっかりした靴が必要です。
服装: 長袖・長ズボンで、汚れても良い服装を選びましょう。春先は蛇などに遭遇する可能性もあるので、肌を露出しない服装が推奨されます。
堀りたてのおすすめの筍レシピは?
たけのこのホイル焼き
おいしそうにみなさん試食されていました。手軽でいいですね!
たけのこの煮物
やさしい甘さでしっとりいただける煮物。ほっこりしたおばんざいとして一品加えたいです。
たけのこの天ぷら
とれたてのたけのこが一番おいしいのではないでしょうか。甘さを感じ、香りも一番ひきたたせる料理法だと思います。
チンジャオロース
とれたてのたけのこが満載でとってもご飯にあうと、10歳のお孫さんももりもり食べていましたね!
たけのこご飯
40年物のレシピだそう。長らく毎年作られてお味もしっかりつけていました。
たけのこのお味噌汁
シンプルながら、乾燥わかめと一緒にお味噌汁になっていて、これならおいしくたくさんたけのこがいただけますね。
たくさん紹介されていました。手軽に食卓に登場させられるメニューばかりでおいしいたけのこが手に入ったらぜひ作りたいです。(詳しくは→こちら)
まとめ
たけのこ掘りの歴史を初めて知ることができて、いままで考えたこともなかったですが、日本人のDNAに刷り込まれている行事なのかもしれませんね。実際に近くの竹やぶで体験したことがあったのですが、ひんやりと空気が気持ちよく、たけのこを見つけた瞬間の面白さや、掘っていくときのワクワクは童心に帰って楽しめるものです。そして取れたての筍をゆでて味わい、甘さを感じた時は本当に来てよかったな、と思えるものです。番組で取り上げられて久しぶりにまた体験したくなりました。みなさんも近くの竹林でたけのこ掘りができるようであれば是非、体験されることをお勧めいたします。
とっても美味しいたけのこをしばらく自宅で味わいながら竹林の思い出に浸ることができます。放送を楽しみにしたいと思います。
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